「T-14 (T-14 High Resolution Speaker Cable)」はDH Labs社の
ミドルクラススピーカーケーブルですが、
クォリティー追求のため最高級の素材が投入されています。
高純度OFC導体には、純銀が二重にコーティングされています。
音楽信号の流路は導体表面側であるため、
T-14による伝送はほぼ純銀導体のそれに近い状態となるのです。
あらゆる金属中最高の伝導率を持つ純銀導体、、
けれどコスト面のゆえ導入を躊躇しておられる方に
ぜひこの導体をお試し頂きたいものです。
純銀導体と見紛うほどの強力な伝導性に驚かれることでしょう。
DHラボの拘る誘電体にはデュポン社最高グレードPTFEを選別し、
さらにアウタージャケット内部の制震材と張りつめられたマイラーによって
レゾナンスをミル・レベルのスペックまで抑え込んでいます。
それらはケーブルを一貫した抵抗値にそろえて位相を整え、
同時に解像度を低めてしまう共鳴、共振、マイクロフォン効果等を、
完璧に締め出すのです。
これらの成果は音響特性上に明白に表れます。
キャパシタンスは1フィートあたり21.5pFまで低下し、
インダクタンスも同様に極限まで低められています。
(3m以上のT-14ケーブルでも、多くのアンプのアウトプットステージより低い値のインダクタンスとなっています)
こうして多種のスピーカーシステムから一貫した高音質を引き出します。
T-14は、そのアキュレートさと信頼性のゆえ、アメリカの多くのレコーディングスタジオ、マスタリングスタジオで使用されるに至りました。
さて、こうして「T-14 hi-reso」の成り立ちを見てくると、
このスピーカーケーブルが「明瞭さ」一辺倒の、
聴き疲れするような製品と思われるかも知れませんが、
事実はその予想に反します。
確かにディテールに至るまで精緻な再現力を持つ、
分析能力に優れるケーブルですが、
人の声や独奏楽器は温かさ、柔らかさ、肉声感に富んでいます。
とりわけヴァイオリンのヴィブラートや
ギターのディストーションなど、
官能的ですらあり、眩暈を覚えることもあるくらいです。
また外観からは想像もつかないような、
深く量感のある低音再生能力も特筆しなければなりません。
このケーブルは凝縮された高密度の構造を持つため、
他製品より幾分か細い外観を持っています。
そのゆえ、低音が薄いのではないか等の、
あらぬ誤解を受けてしまうためです。
実際には音響エンジニアたちを納得させる
優れた低音再生能力を持っており、
ともすれば極端なワイドレンジを誇示する
一部のハイエンドケーブルを凌駕するほどです。
T-14の卓抜な音響特性、アキュレートを極める再現性、
リスナーの耳を魅了する力は圧倒的です。
このようなプロダクトこそ真の成功作というべきで、
事実米国で異例のロングセラーを続けています。
オーディオファイルはもとより、スタジオエンジニア、
更にオーディオ評論家( - 彼らの多くはT14x2組のBiwireを使用します)
にいたるまで、
一旦T-14を使い始めたユーザーの多くが決して手放そうとしません。
その事実こそ、この製品が稀有の完成度を持つことの何よりの証しです。
(「Home Technology eMagazine」Recommend、「6 Moons Audio」Recommend、「SoundStage!」Recommend、「Bound For Sound」Recommend、「SPEAKER BUILDER」Recommend、「Audio Observatory」Recommend)
■7.4mm Diameter、14AWG Silver-coated High quality OFC conductors、Mil-spec Tefron insulation
表示価格は1mあたりの切売価格です。お申込みの際は、[個数]欄に「4」等のように総ケーブル長を入力し、備考欄に「2m + 2m」等と内訳をお書き添えください。
画像は標準仕様の「SP-10スペード」(Yラグ)による端末処理の一例です。バナナの標準仕様は「Z-Banana」となります。備考欄にご希望のプラグをご指定ください。
スピーカーケーブル(切売)とバナナプラグ又はスペードコネクター(「プラグ、特殊ケーブル&アイテム」カテゴリー)を同時購入されますと、技術料無料で端末処理をさせて頂きます。お気軽にご依頼下さい。
「T-14」を2組使用するバイワイヤ仕様(完成品)は、最新仕様の「T-14 DT-Biwire」をご参照下さい。
<ご参考>
T-14は2束の14AWG、OFC導体を投入しており、
厚く銀コートされている。
この銀コートは殆どの製品のものより二倍厚くされているという。
導体はきつく押し出されたテフロンで遮蔽され、
そしてポリマー・ロープ・スペーサーと共に、
低いインダクタンス螺旋で撚られている。
さらにその形状を維持するためマイラー膜できつく包まれ、
アウタージャケットのPVCによってT-14は仕上げられている。
Daren Hovsepianは、導体が時間とともに酸化しないほど
きつく封じたと言っている。
こうして、T-14はスピーカーと電子機器の内部に理想的に連結されるのだ。
音楽がかかり始めたとき、
T-14によってもたらされた音の変化に、心地よい驚きを禁じ得なかった。
音楽はより開放的で、透明だった。
高域は、より広げられるが、より滑らかに聴こえた。
低域は私の前のケーブル同様に深かった。
けれど、それはより引き締められ、充分にコントロールされていた。
サウンドステージ幅も前のケーブルとほぼ同様だったが、
深さとレイヤリングはより大きかった。
また、小音量時の分解能ははるかに優れていた。
ケーブルの全体的な音は、
高域から低域まで全くフラットに保たれており、
わずかの有害な人為性もT-14の音に加えられていることを
見いだせなかった。
2、3時間の慣らしの後、
ケーブルはある程度パフォーマンスの大部分の領域において向上した。
しかし、およそ48時間T-14を使ったあと、
さらに劇的な改善が見られた。
あなたのシステムでT-14よりよく聞こえそうなハイエンドケーブルが、
市場にあるだろうか?
もしそうなら大金を払う用意をするべきだろう。
それでは、T-14の価格帯にそうするに値する製品があるだろうか?
それは疑わしいことだ。
「黄金の響き」より抜粋(「Atlanta Audio Society」)